DIYな参政党 「保守」の熱量 その源をたどって見えるのは [参政党]:朝日新聞デジタル


DIYな参政党 「保守」の熱量 その源をたどって見えるのは [参政党]:朝日新聞デジタル

 

笹川翔平
朝日新聞政治部記者=野党、国会)
2022年11月6日10時51分 投稿
【視点】この夏の参院選比例区の担当をしていました。1議席獲得に衝撃を受けましたが、では、国会が始まった今は何をしているのか。注目政党の素顔が見える、興味深い記事です。 参院選の期間中によく政党関係者から聞いたのは、「参政党は右のれいわ」という位置づけでした。立ち位置はまったく異なりますが、記事にある通り、DIYという点で参政党とれいわ新選組には通じるところがあります。19年参院選で旋風を巻き起こしたれいわは、今も熱心なボランティアが選挙運動を支えています。 神谷さんは来春の統一地方選を、党を飛躍させる好機と位置づけ、候補者発掘などに注力しているようです。参院選の勢いを持ったまま、統一地方選に持ち込めるのは運がいいと言えます。地方議員が増えることは、次の国政選挙の運動量にも直結するわけですから、そこに集中するのはある意味で当然の選択です。 ただ、19年の参院選後にれいわが存在感を示したのは、重度障害の当事者を国会に送ることで、国会内のバリアフリー化や質疑のあり方の見直しなど、制度改善の議論に他党を巻き込んだ面もあったからでした。慣例主義、前例主義と言われる国会に風穴を開け、世の中の意識も大きく変えたことは否定できないと思います。 この記事にならえば、当時のれいわは710分の2だったわけです。国会の中で何をするか、その点も、参政党の今後の躍進の成否を占うことに大きく関わってくると思います。