2020-10-14から1日間の記事一覧

昨日は、「学問の自由」の重要性が分かっていないと大学教員の方々からの批判が殺到して、今日は国民の怒りが分かっていないという批判が殺到。今日と昨日と、正反対の批判を両側から頂き、あらためてこの問題をめぐる溝の深さを実感。外の厳しい空気がほと…

結局、ふだんからどのていど、研究者以外のコミュニティとの接点があるかによって、この問題をめぐる姿勢が大きく異なるのかも。西田さん、東さん、池内さん、篠田さんなど、学界以外の人たちとの接点が多い方々は、今回の問題での学者の世界の横柄な態度や…

ラジオでのコメントに対するリスナーの反応を見ると、私は「左寄り」の学界を擁護する、国民感情が分からないどうしようもない大学教授ということのようです。もっと国民の視線の厳しさを知れ、というお怒り。今まで何度も出演させて頂いていますが、一番厳…

2015年の頃には、安保法制について発言するときには「極右」認定をされ、歴史認識について発言するときには「極左」認定をされました。二つの異なる世界。まさに、FTのジリアン・テットが『サイロ・エフェクト』が描いた状況。日本学術会議も、自らの正義が…

日本学術会議について、「戦時中に科学者が軍事研究に駆り出された~」という話をよくみかけるんだけど、終戦ギリギリになるまで民間研究者を使わなかった日本の暗号研究やロケット戦闘機研究等見ますと、それ本当なのかなあ……という疑問が湧くんですよね……—…

「どのような研究に従事するのか、それは研究者個人の良心や倫理観の問題であって、学術団体で一律に決める問題ではないと思う。」「私が問題にしたいのは「学問の自由の侵害」ではなく、学界が自らの「正義」を絶対的なものとして他者に押し売りする点であ…

小生の指摘に関し「学会誌でも軍事史論文は見かける」との反論がありますが、学会誌で見かける軍事史とは、政治外交史の一端(≒「政治学・政治史」)及び、社会史的分析を主とする「広義の軍事史」であり、軍事の本質である戦略・作戦・戦術を分析するもので…

こういうことは「正当な差別」と勝手に脳内で合理化しているのか「平和学では安全保障研究者は重宝されてきた」とか言ってしまうことのできる歴史学者の言うことを信用しろという方がおかしい。無能なはずはないので意図的に言っているんでしょう。 https://…

とても重要なご指摘を有り難うございます。私や篠田さんのように、安定したポストがあるからこそ自由に批判もいえますが、これからその分野でポストをとろうとする若手研究者の方々は、違和感や不満があってもその学会の上からの無言の圧力があれば、それを…

「それは各大学で勝手にやったことで学術会議に責任はない。なおそのため止むを得ずゼミを中止したのは民主的討議の結果で、学問の自治が正当に発揮された結果です」と自己正当化する党派的な人たちと付和雷同する人たちがぬくぬく常勤職に収まってきたから…

この村上陽一郎先生のご論考、そしてそれとはかなり対極的な立場にある松澤優作教授のご論考は、いずれも立場が違うけれども、誠実な姿勢で清々しく感じます。■学術会議問題は「学問の自由」が論点であるべきなのか? - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤ…

今回は郵送投票が半数を超え、集計の混乱、遅れも想定されるとのこと。ならば、投票日に大勢判明という発想はやめ、大統領選は最長で来年1月下旬の就任日まで続くと考えるべきです https://t.co/koQRU0lJTQ— 秋田浩之(日本経済新聞) (@Hiroakitanikkei) 202…

応募を認めている大学は勇気ある大学です。あの声明は、私のようなヒラの教員にとっては、十分な「脅迫」です。何か新しいアイディアを思いついても、研究する前の段階で捻じ伏せられてしまう恐れがあります。 pic.twitter.com/dchhKGoZUR— Ryojiro Minato (…

篠田英朗さんが書かれた、格調高く、冷静な分析。最後は福沢諭吉の言葉で締めくくるのもすばらしいです。今回の問題の真相を理解したい方、ぜひご一読を。■日本学術会議の任命拒否問題は「学問の自由」とは全く関係がない 憲法を「特権の正当化」に濫用するな #P…

日本学術会議問題で、法律家は法に従って議論しているか? – アゴラ

日本学術会議問題で、法律家は法に従って議論しているか? – アゴラ

篠田英朗先生のプロフェッショナルな法律論です。大学教授の論説に対して「プロフェッショナル」とことわりをいれるのは本当に恐縮ですが、そうせざるを得ません。問題解決に必要なのは、政権批判の単なる【言明 statement】ではなく、篠田先生のような【論…

もう一度言います。日本学術会議の学者が、個人の価値観を論拠なしに表明する単なる【言明 statement】に終始している一方、篠田先生は、客観的前提と一般的原理に基づく【論証 argument】を展開しています。どちらが【学術的 scientific】であるかは疑いの…

細谷先生が大学教員の方々から批判される。僕は、学内外で、ツイッターで実名で、学術会議の人事の件に関して意見を述べられない。年長の大学教員からの批判(を超えて干されるの)が怖すぎるから。結局、そうやって僕みたいな若手は不満を溜め、意見が抑圧…

「軍事的安全保障研究に関する声明」で、大学における軍事研究が禁止や制約されたわけではないならば、そもそもその声明は不要ではないか。また「軍事」がどの範囲まで含まれるか、境界線を引くことは不可能ではないか。また特定の政治的な「正義」を語るの…

全く同意見。このような簡潔なメッセージに留めた方が、はるかに説得力があり、幅広い共感と賛同を得られたと思います。安倍政権や菅政権への嫌悪感からか、首相を知的に侮蔑したり、正義を語ったり、法律論を構成したり、政治闘争に入ることでむしろ反発が…

中国、尖閣奪取シナリオも 海保の2倍の公船で圧力: 日本経済新聞

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