報告
提言とはいえ、日本の経常黒字は圧倒的に第一次所得収支、すなわち海外に投資をすることで稼いでいる部分が大きくなっています。 背景には、バブル崩壊以降の異常な円高やデフレを放置したことで産業の空洞化が進みすぎてしまったことがあります。 対して、ドル建てGDPで今年日本を抜くとされるドイツは経常黒字の大部分を貿易収支が占めます。 背景には、ユーロ導入に伴う経済の実力見合いで割安な通貨や経済連携の強みを生かすことで、国内のモノづくりで所得を稼いでいることがわかります。 こうしたことからすれば、いかに今の円安を活用して国内の自給率を高められるかが今後の日本経済にとって重要だと思います。