日本は必ず良くなる!その理由とは

日本は必ず良くなる!その理由とは

https://nondakure2437.hatenablog.com/entry/2022/09/16/182059

 

 

北野幸伯ルネサンス編集部>メルマガ

2022/09/16(金)

 

こんにちは、
ダイレクト出版政経部門の棚橋です。

本日のメルマガでは、
国際関係アナリスト:北野幸伯氏に
「日本がドンドン良くなる根本的理由」
という題でお話いただきました。

今回のメルマガを読んでいただければ、

「20年以上ロシアに滞在した北野氏が、
日本は必ず良くなると明言する理由」

を知ることができます…

とても興味深い話となっておりますので、
是非お楽しみください。

=====

★日本がドンドン良くなる
根本的理由
From:北野幸伯

ダイレクト出版・
ルネサンスメルマガ読者の皆さま、
こんにちは!北野幸伯です。

私は、
28年間ロシアに
滞在していたのですが、

日本は、清潔で、自然がきれいです。

夏は暑すぎる感じもしますが、
日本の秋は最高ですね。

モスクワは11月頃になると、
ほとんど晴れの日がありません。

日に当たらないと、
白人の顔色も土色になり、
病気の人が激増します。

その点、日本は、
雨の日と晴れの日が適度にあって、
すばらしい。

日本人は、概して穏やかで、
誠実で、勤勉です。

心優しい日本人に囲まれて、
日本に住めるのは実に幸せです。

日本に戻って3年。

日本は元々いい国ですが、
「さらに良くなっている」と思います。

皆さんの中には、
「いや、どんどん悪くなっている!」
と思っている人もいるでしょう。

何がよくなっているか、
例を挙げてみましょう。


▼激増した公立小中学校のエアコン設置率

たとえば、
公立小中学校のエアコン問題。

2017年のエアコン設置率は、
49.8%でした。

2018年の夏は暑く、
熱中症でたくさんの人が亡くなりました。

そして、
「日本の小中学校には、
エアコンが設置されていない!」という報道が、
外国でもされたのです。

私もこのことに驚き、
外国人の知人友人も仰天していました。

「日本は、ハイテク先進国で猛暑の国。
なぜ学校にエアコンがないのだ????」と。

質問攻めにあった私は、
「そうだよね~」と
同意するしかありませんでした。

ところが、2020年の設置率、

【 92.7% 】まで上がりました。

4年前、
エアコンがある公立小中学校は
半分以下だった。

それが今は、
ほとんどすべての学校にエアコンがある。

それに要した時間は、
たった3年です。

@エアコン設置率データの出所はこちら↓
https://www.mext.go.jp/content/20210316-mxt_sisetujo-000013462_02.pdf


働き方改革の成果

私が帰国した頃(2018年秋)、
日本は「働き方改革」の話で
盛り上がっていました。

2019年4月に施行された
働き方改革関連法」の内容は、
正直イマイチです。

しかし、政府が
働き方改革働き方改革!」と
大騒ぎしたことで、
明らかにムードが変わりました。

日本人は「勤勉」で有名ですが、

外国から見ると
「労働時間が不当に長すぎる」
ことでも知られています。

2019年4月から、
TBSで「わたし、定時で帰ります」
というドラマが放送されました。

つまり「日本で『定時で帰ること』は
特殊なことで、ドラマのテーマにすらなる」と。

このドラマの後、
働き方改革」が進み、
皆さんの働き方も楽になったでしょうか?

時々、モスクワ時代の友人と
会うことがあります。

待ち合わせをするときは
「6時45分に駅で」といった感じ。

以前は、こんな早い時間に
会うことは難しかったですが、
今は大丈夫になりました。

働き方改革で、
お父さん、お母さんが早く家に帰ってくる。

これで、子供たちの幸せ度も増しますね。


▼テレワークの普及

新型コロナは、悪いことばかりです。

しかし、一つ「よかったこと」もあります。

「テレワーク」が普及したこと。

業種にもよりますが、
「自宅でパソコンで仕事できる」人は
かなりいるはずです。

そういう人たちが、
往復2時間かけて出社するのは、
非効率でしょう。

週10時間、1か月40時間、
年間480時間、通勤に費やしている。

480時間は
労働時間8時間で割ると、60になる。

つまり、1年の通勤時間は、
労働時間60日分に匹敵するのです。

実にもったいないですね。

だから、できる人は
テレワークにした方がいいでしょう。

ですが、今までは、
「惰性」で出社してきた。

ところがコロナで
テレワークが「推奨」されるようになった。

その結果、テレワークが激増しました。

総務省6月18日の発表には、
こうあります。

<企業における
テレワークの導入が急速に進み、
在宅勤務を中心に導入する企業の割合は、
前年比で倍以上の47.5%に達した>

↓↓出典はこちら↓↓
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/210618_1.pdf


自由民主主義が進歩の原動力

これ↑、
「リアリスト北野らしくない」
と思われる方も多いでしょう。

しかし、独裁国家
民主主義国家を比較すると、
このことが真実だと理解できます。

どういうことでしょうか?

たとえばエアコン設置率の急増。

これは、2018年に
小学生が熱中症で亡くなったことが
原因になっています。

大騒ぎになり、
問題がクローズアップされた。

たとえば、働き方改革

これは、電通社員の
過労死事件などが注目されたことで
進展しました。

もちろん
「犠牲者が出る前にやるべきだった」
という思いはあります。

しかし、最悪なのは、
「犠牲者がでても何も変わらないこと」
でしょう。

日本は、少なくとも
「犠牲者がでれば変わる」のです。

いえ、犠牲者がでて、
野党とマスコミが
大騒ぎすることで変わるのです。

だから、
野党やマスコミの役割は重要。

そして、日本は、
独裁国家に比べると、野党、マスコミが
しっかり役割を果たしている。

では、独裁国家では、
どうなのでしょうか?

独裁国家には、
そもそも野党がない。

いても、事実上独裁者に逆らえない。

マスコミは、
独裁者に都合の悪い報道をしない。

報道されないから、大騒ぎにならない。

大騒ぎにならないから、
「変えよう」という動きが
起こってこないのです。

あるいは起こってきても、
弾圧され、つぶされます。

だから、私たちは、
「自由と民主主義が進歩の原動力」
であることを自覚して、
この体制を守っていくべきなのです。

ちなみに、自由も民主主義も、
一瞬で消え去ることがありえます。

当たり前に存在しているものでは
ありません。

香港を見てください。

香港は2019年、100万人デモ、
200万人デモをする自由がありました。

しかし2020年には、
「香港国家安全維持法」が成立し、
デモをすることは禁止され、
習近平共産党の批判をすると
逮捕されるようになりました。

そう、香港の自由、
民主主義は一年で消えたのです。

もし中国が台湾を併合すれば、
台湾から自由と民主主義は
なくなるでしょう。

反日教育が開始され、
世界一の親日国家台湾は、
反日台湾省になるでしょう。

そう、自由と民主主義は、
「普通にあるもの」ではなく、
「守らなければ消えてしまうもの」
なのです。

私たちは、日本を守りたいし、
日本にある自由と民主主義も
守りたいと思います。