国際金融資本の代理人


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三橋貴明の「新」経世済民新聞』
 2020年9月13日

 国際金融資本の代理人

 From 三橋貴明

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【近況】

官房長官の様々な発言から、
新政権の特色が見えてきましたが、

「緊縮財政」
構造改革

「国家観欠如」
という三つで決まりでしょう。

プライマリーバランス黒字化目標は
維持され、デフレが継続し、
経済成長率や潜在成長率
(過去の経済成長率の平均)が低迷し、

「潜在成長率が低い。
 生産性を高めるために競争を
 激化させる規制緩和! 
 既得権益を叩き潰せ!」

と、様々な構造改革が進み、
レント・シーカーが儲かる。

安倍総理大臣は、以前、三橋に直接、
竹中平蔵さんは、
 国際金融資本の窓口ですから・・・・」
と、語りましたが、
つまりはそういうことです。

国際金融資本の「日本人の代理人」こそが、
竹中平蔵氏なのです。

林千勝先生の著作をお読みになられた方や、
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大東亜戦争の真実」
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http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

「牛場智彦」や「松本重治」の
立ち位置にいるのが、竹中氏、と言えば、
分かりやすいでしょうか。

新政権においても、竹中氏は相変わらず
政権の中枢に(国会議員でないにも関わらず)
居座るのでしょうが、さらに政策に
影響を与えそうなのが、
デービッド・アトキンソン氏です。

何しろ、IR、インバウンド、
そして中小企業「改革」と、
官房長官の発言は
アトキンソン氏の主張丸パクリなのでございます。

というわけで、安倍政権を上回る
グローバリズム政権が誕生しそうですが、
特にコロナ危機以降、緊縮財政含む
グローバリズムという「問題の本質」を
理解する人が激増しているのは確かです。

日本国がグローバリズムにより、
亡国に至るのか。

それとも、「理解した国民」が
政治を正常化させるのか。

未来にいかなる結末が待ち構えているのか、
誰にも分かりません。だからこそ、足掻くのですよ。