中国が虚言癖であるワケ

★なぜ中国政府は
平気で大うそをつけるのか?
その思想的背景

 

ダイレクト出版・パワーゲームメルマガ読者の皆さま
こんにちは!


北野幸伯です。


文春オンライン6月10日付に、
驚くべき情報が出ていました。


以下転載。


<例えば最近、こんな報道が話題になった。

中国国営TV局の中国グローバル
テレビジョンネットワーク(CGTN)の
アラビア語版が、とんでもない“ニュース”を
視聴者たちに放送していたのだ。


それによると、2019年9月に
何人かの日本人がハワイで
新型コロナに感染し、


その後には
米軍の生物兵器研究所が
なぜか封鎖されたという。


さらにオンラインからは、
その研究所の情報も消えていた
……。


つまり、新型コロナは
現在考えられているよりも前から発生し、
しかもそれは米軍の生物兵器だったと
示唆する内容だ。


もちろんこの話は事実無根で、
そのニュースの中でも
なんら根拠は示されていない。


それでも海外向けの国営TVを使って、
米国と日本が最初にこのウィルスを
広めたと印象付けようとしているのだ。


アラビア語は世界で3億人以上が使う、
世界第5の使用者数を抱える言語である。


アラビア語圏にこうした情報を
広めることで、実際に
それを信じてしまう人が
出てくる可能性も、決して否定できない。>


出所全文はこちら↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/af7ea2ab1e0c350d24f6b8077b205acdd77cef23


新型コロナウイルスは米軍の生物兵器!」


こういう「トンデモ情報」を
【国営メディア】が流布している。


政府上層部からの指令で、
国策としてフェイク情報を
拡散しているということでしょう。


私たちにとっては、
「想像を絶する」行動ですね。


どうして、中国政府は、
【平気で】【大うそ】を
つくことができるのでしょうか?


二つの思想的背景があります。

 

▼中国の建国思想

世界にはキリスト教徒が
約20億人いるそうです。


キリスト教には、
主にカトリック東方正教会
プロテスタントがあります。


イスラム教徒は、19億人いるそうです。


ヒンズー教徒は、インドを中心に約9億人いる。


仏教徒は、約4億人。


これらを全部足すと52億人になります。


世界の人口は現在、77億人。


約25億人が、キリスト教イスラム教、
ヒンズー教、仏教意外の何かを信じている。


たとえば、日本の神道とか、ユダヤ教とか。


残り25億人の中の最大勢力、
実は「無神論」です。


神を否定し、国策として
神への信仰を許さない国がある。


そう、人口14億人の中華人民共和国です。


この国は、ユダヤ系ドイツ人カール・マルクス
思想「共産主義」をベースに建国されました。


そして、共産主義は、神の存在を否定している。


共産主義国家では、宗教は原則禁止されています。


そんな中国にも、宗教を信じている少数民族がある。


たとえば仏教を信じるチベット人


中国政府は、チベット人120万人を大虐殺しました。


たとえばイスラム教を信じるウイグル人


中国政府は現在、
ウイグル人100万人を強制収容所
閉じ込めています。


皆さん、「宗教」と聞くと、
どんなイメージですか?


カルト教団の悪イメージが
強いかもしれません。


しかし、神道、仏教に悪いイメージを持つ人は
多くないでしょう。


基本、宗教は、
「正しく生きること」を教えます。


そして、普通、「ウソをつくことは悪いこと」
となっています。


たいてい、ウソをつくことは罪である。


なぜ、ウソをつくと悪いのでしょうか?


「ウソをついて罪を犯すと、死んだ後、
いい世界にいけない可能性が高まる」


からです。


「そんなバカな!」ですね。


とはいえ、
意識的に信じる信じないはともかく、
子供のころからの「宗教的刷り込み」
「文化的刷り込み」は強力です。


日本を含む世界中のほとんどの人たちが、
「ウソは悪いこと」と教わりながら育ちました。


ところが。


神を否定する無神論は、
もちろん「あの世」の存在も否定します。


要は、「死んだら終わり」。


「ウソをつくと、地獄に落ちるよ」
という刷り込みは行われません。


そして、神の存在しない思想には、
「罪」という概念も存在しえません。


(ここでいう罪とは、
もちろん法律上の話ではなく、
宗教上の話です。)


【 無神論共産主義 】

これが、中国政府が、
「平気でウソをつける」思想的背景の一つです。


▼ウソを奨励する孫子

皆さんの中にも、
孫子が大好きな人がいるかもしれません。


そして、中国の指導者たちも、
孫子が大好きなのです。


(ウソをつける思想的背景2。)


彼らは、表向き「儒教なんちゃら」
といいつつ、皆孫子教徒。


孫子には、いろいろ名言がありますが、


兵は詭道なり


という言葉は、特に有名です。


今風にいえば、「戦争はだましあいだ」。


孫子は、戦争中にうまくウソをつくことを
奨励しています。


ところで、今は戦争中?戦争中でない?


中国では、「戦争は、武器を使う政治」
「政治は、武器を使わない戦争」といわれます。


つまり、「いつでも戦争中」という意識である。


今も戦争中なのですから、
「今もウソをつくのがよい」
となります。


人間誰でも、多少ウソをつきます。


その時、普通は、
「悪いことをしたな」と思い
良心の呵責を感じるでしょう。


しかし、中国政府の支配者たちは、
「ウソはいいこと」と教祖の孫子が推奨しているので、


まったく良心をいためることなく、
平気でウソをつくのです。


米中覇権戦争がはじまっています。


中国が勝てば、
「中国システム」がスタンダードになる。


そこには、政府を批判する権利も、
言論、信教、結社の自由もありません。


中国政府はこれまで、少数民族チベット人
ウイグル人を虐殺してきました。


中国が勝って、日本が中国の支配下に入れば、
少数民族・日本人」は、
ステマティックに虐殺されるのでは?


天皇陛下アメリカに亡命し、
日本語の使用は禁止され。


「中国につこうよ!」という人は、
かの国の「思想的背景」まで
しっかり見て欲しいものです。


アメリカか?中国か?


私なら、迷うことなくアメリカを選びますが。


皆さんは、どうですか?